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【西脇シリーズ】ABOUT
2024.03.25
近年、衣料品における国内生産の基盤が弱体化し、日本の“国内自給率”が低下しております。1990年には50.1%もあった国産の衣料品は、下降の一途をたどっており、日本繊維輸入組合の調査では、現在の輸入浸透率は98.5%、つまり、日本で供給された衣料品のうち国産品が占める割合は1.5%であると公表されております。

決して、海外産を否定する必要はありませんが、日本が誇る地域産業を未来に繋ぎたいという想いから、兵庫県西脇市の機屋[生地屋]と縫製場の方々との共創プロジェクト「西脇シリーズ」を始めました。

共創 / 地産地消


日本が世界に誇る織物の産地である兵庫県西脇市。その西脇市を中心とした「北播磨地域」で織られる織物[生地]は、播州織(ばんしゅうおり)と呼ばれ、起源は古く、寛政4年(1792年)比延庄村(現・西脇市比延町)の宮大工であった飛田安兵衛が、京都西陣からその技術を導入したことがルーツとされており、200年以上の歴史がある地域産業です。
西脇シリーズとは、その播州織を、地場の職人が丁寧に縫製したアイテムをご提案することにより、「地産地消」「国消国産」を目指した新しいR-online"The Shop"限定の共創プロジェクトであり、糸染めに始まり糊付け・織り・加工・検反・裁断・縫製・検品に至るまでの全てを、播州の地で行っている純播州産です。

日本が誇る品質《 NISHIWAKI made 》


播州織の良さは、なんといっても、
・色があせにくい《きれいな色彩》
・自然な風合いからくる《着心地の良さ》
・レベルの高い織りが成す《生地の美しさ》
です。

これは、播州織の特長である先染め[糸染め]という手法にあります。少し専門的な話になりますが、生地を先に作り、生地に色を染める反染め[生地染め]という手法とは異なり、細い糸を先に染め、その後、縦糸と横糸を織り成す先染め[糸染め]という播州織の手法により、糸に染料が十分に浸透し、彩色が良好となり、また、素材[繊維/糸]の風合いを損ないにくい手法でもあるため、肌馴染みの良い風合いが生まれます。

さらには、その糸の良さを理解した職人が、歴史の中で培った織りの技術力により、先染めの糸をキメの細かい繊細な表情の生地に昇華させているのです。先染め織物は、反染めに比べると非常に効率が悪い手法ですが、これにより、播州織は独自の発展を遂げてきました。

そして、地域産業の発展にひと役買っているのが、自然の恵みです。
西脇市は兵庫県のほぼ中央部、東経135度と北緯35度が交差する「日本列島の中心・日本のへそ」に位置しております。
中央部を県下最長の加古川が流れ、市域南部で杉原川、野間川と合流しており、染色に理想的な美しい軟水の川に恵まれたことが、先染め(糸染め)染色の高い品質を生み出している秘訣です。
地理的優位性を活かし、播州の美しい情景が映し出される繊細な織物を、西脇の職人が丁寧に縫製した「西脇シリーズ」のシャツをぜひお試しください。
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